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イラク派兵で負傷、パワハラ・退職強要と闘う池田自衛隊裁判

イラク派兵で負傷、パワハラ・退職強要と闘う池田自衛隊裁判

 -国家賠償裁判弁護団・増本陽弁護士の報告




(2016年10月23日 東海合同労組・池田自衛隊裁判をともに闘う会主催の集会での弁護団・増本弁護士の報告を連載して掲載します。 於:名古屋市教育館)

 みなさん、こんにちは。ただいま紹介いただきました、池田さんの国家賠償訴訟の弁護団の一員である、弁護士の増本と言います。座らせて、ご報告させていただきます。

事件の発端/イラク派兵中の事故と杜撰な治療

 先ほど、池田さんのお話にもあったんですけれども、現在、弁護団は私を入れて4人の弁護士で構成しています。1人は、東京の高山俊吉先生。それから、秋田光治先生。もう1人が、三重の加藤寛崇先生。そして、私という4人で取り組んでいます。
 今日は私が弁護団の代表ということで、これまでの裁判の報告などを、15分くらいお時間をいただいてご報告しますので、適宜メモなどを取っていただいて、お聞きください。
 せっかく、こういう場を設けていただきましたので、もうご存知の方も沢山みえるかと思いますけど、池田さんがこれまでどういった被害にあって、何について苦しんでいて、裁判ではどういったことを訴えているのか・・・そういったことから改めてお話させていただきたいと思います。
 まず、事件の発端は2006年、今から10年前ですね。4月に、池田さんが自衛隊員としてイラク復興支援のために、クウェートに派遣されたところから始まります。
 当時は、池田さんは自衛隊に入って15年目でして、通信班という防衛などの秘密情報を扱うような、重要な部署に配属されていました。
 クウェートに派遣されて、その年の7月4日に、池田さんが現地の基地の中で開催された米軍主催のマラソン大会に参加したんですね。
 そのマラソン大会に参加している際に、背後から、これは米軍ではなくて民間の軍事会社なんですけど、バスに追突されて、激突されて重傷を負ったと。
 その事故の後遺症が、今も、身体それから精神に、それぞれ残っている状態だと。
 これ単純な交通事故ではなくて、クウェートに派遣された自衛隊員の派遣中の事故ですので、当然、相手の運転手だけでなくて、自衛隊を派遣して、そこで自衛隊員の安全を守るべき国の責任にも関係してくる訳です。
 ところが、怪我をした池田さんを治療すべき自衛隊の現地の医療体制というものが、もうとにかく杜撰だった。レントゲン設備すらない状態。
 現地の基地で、池田さんに対して行われた治療といえば、衛生隊員が触診をしたこと。それから、デパスという精神安定剤。
池田さんが事故で眠れない状態になったと言ったところ、デパスという精神安定剤を一錠、処方された。それから、首に着けるコルセットを支給された。そのくらいしかされてない状態でした。
 池田さんは、そういった状態なんで、とにかく日本に戻って治療を受けたいということで、自衛隊に対して帰国させてくれとお願いをするんですけども、自衛隊がこれを受け入れずに、帰国を認めないと。

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